中古住宅購入で一番心配なのは、購入後のトラブル!
入居後、不動産会社や売主から全く説明を受けていない箇所の不具合が発生。
このような事例は、よくあるケースです。
よくある不具合事例を参考に、購入前に必ずチェックしましょう。
大雨の日に天井から雨漏りが発生
中古住宅で多いのトラブルが、雨漏りです。 屋根や外壁などが劣化していると、雨水が侵入し、天井や壁から雨漏りを発生させます。購入前に天井や壁に雨染みがないか確認しておきましょう。
また、軽微な雨漏りの場合、発生原因箇所の補修のみし、雨染みはそのままという物件も多くありますので、その場合は売主と必ず書面で一筆残しておきましょう。
入居後、数か月で給湯ボイラーが故障
給湯ボイラーやガスコンロ、換気扇、エアコンなどの住宅設備、電気製品はおおよそ10年~15年サイクルでの交換が必要になります。入居直後は問題なかったけでど、数か月で故障するケースも珍しくありません。
住宅はメンテナンス(維持管理)が非常に重要でです。購入前にメンテナンス計画(リフォーム費用)を考えておきましょう。
春先に羽アリが発生
入居後、4月上旬のからっと晴れた日にいきなり、羽アリが大量に発生。よく見たら玄関の柱がスカスカになっている。
一般的にはシロアリに被害を受けてから3年以上経過してから、羽アリが発生すると言われております。
特に浴室まわり、玄関、外周部など湿気が多い場所での発生がほとんどです。
内見時に、以下のような異変がないかチェックすることをおすすめします。
・床がふかふかする
・柱を叩いたら空洞音がする
・家の外周部に不要な木材などが置いてないか
中古住宅購入前のインスペクション相談はこちらから
住宅のプロである建築士が、建物の劣化状態や、改修すべき箇所をチェックし、家の状態を診断することをインスペクションと呼びます。中古住宅購入前やリフォーム前に利用することで事前に状態や修繕金額が把握ができます。
この記事を書いた人
加賀谷 貴志(かがたに たかし)
【資格一覧】
- 二級建築士
- JSHI公認ホームインスペクター
- 既存住宅現況検査技術者
- 耐震技術認定者
富山県を中心に住宅診断士(インスペクター)として活動しております。インスペクションの制度が世の中に広まるよう情報発信を行います。
【活動実績報告】
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