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中古住宅の断熱性セルフチェックポイント

「中古住宅の断熱性能ってどうなの?」

「毎月の光熱費はどのくらいになるかな」

 

中古住宅を購入する場合、住んでみて初めて家の断熱性能が体感できます。

しかし購入前にもある程度、どの程度の性能か判断することも可能です。

簡易的に判断するポイントを押さえておきましょう。

 

売主(不動産業者)へ質問する

築浅の物件であれば、建築当時の図面が残っており、建築時の断熱材の種類・省エネ基準値をクリアしているか、おおよそ確認できます。

過去、以下のように省エネ基準が変化してきております。

 

・昭和55年基準(断熱性 低い)

・平成4年基準  (断熱性 中 - 低い)

・平成11年基準(断熱性 中 - 高い)

・平成25年基準(断熱性 高い)

 

省エネ基準は、義務ではないため建築する業者の判断に委ねられており、実際にその年代の基準値で建てられているかは確認が必要です。

 

※長期優良住宅や住宅性能表示の認定書がある場合は、基準値をクリアしております。

 

窓の省エネラベルを確認

画像:一般社団法人 日本サッシ協会 「窓の断熱性能表示制度について」
画像:一般社団法人 日本サッシ協会 「窓の断熱性能表示制度について」

家の窓は熱の出入りが一番多く、断熱性の高いサッシを使用することが快適性・光熱費削減につながります。

 

★2つ以上の断熱性能を持つサッシの場合、窓の上や下にラベルが貼ってあり、家の断熱性能を簡易的に判断できます。

 

断熱性能が高いサッシほど、熱が伝わりにくく、気密性も高いため、結露などが発生しにくいと言えます。

古い中古住宅の場合は、1枚ガラスや複層ガラス(アルミ)タイプが多く、断熱性能が低いと言えます。

 

窓を取替するか、後付け内窓を取付することで断熱性能を向上させる方法もあります。

 

専門家へ断熱性能についてご相談の場合は、こちらをご覧ください。

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最後に

住まいるオスカーでは、中古住宅売買時のサービスとして多くのメニューを用意しております。補助金のご相談も承ります。

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この記事を書いた人

加賀谷 貴志(かがたに たかし)

 

【資格一覧】 

  • 二級建築士
  • JSHI公認ホームインスペクター
  • 既存住宅現況検査技術者
  • 耐震技術認定者

富山県を中心に住宅診断士(インスペクター)として活動しております。インスペクションの制度が世の中に広まるよう情報発信を行います。

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