中古とはいえ高額な「中古住宅」
誰だって購入を検討するなら少しでも安く買いたいと考えますよね??
私は表示価格よりも安く購入したいです…
安く購入するために買い手側が取れる行動は1つ・・・値引き交渉です。
しかし、元が安くお買い得な金額が多いためただ単に「安くして!」と言ってもなかなか応じてもらえません。当然と言えば当然です。
但し明確な理由がある場合に限り、値引きの価格交渉に持ち込める可能性があります。
今回は一般の方にあまり知られていない値引き交渉率の上がる裏ワザをご紹介します。
ご参考程度にご覧ください。
⚠ご紹介の前に注意事項です⚠
- 不動産売買において基本買主を決めるのは売主側です。
- 仲介している不動産会社も適正金額として中古住宅の査定を行っています。
- 強引な値引き交渉をする行為等は当然嫌われますし、何よりモラル違反です。
- 場合によっては売り出し販売価格でも購入することができなくなる可能性があります。
- 相手方も同じ人間です。交渉する際は相手側を立てた低姿勢で交渉しましょう。
裏ワザってどんな事?
裏ワザ・・・それは、売り主・仲介会社が気がついていない建物の劣化事象を交渉材料に使います。
誰でも気付ける箇所では、既に価格参考に取り入れられている事が多い為、価格交渉には持ち込めません。
中古住宅の価格の決め方はいくつか種類がありますが、主に「他の条件が似ている物件価格と比較して決定する」取引事例比較法を基に決定することが多いです。参考物件価格から駅までの距離や築年数、リノベーション済かなど、いくつかの要因を踏まえ価格を決めています。
リノベーションって何?という方こちら!!
当然住宅内外部の劣化事情に関しても個別取引要因の1つになります。
次にその住宅劣化事象に対して値引き交渉を行う方法をご紹介します。
何をすれば良いの?
中古住宅を購入する流れの中で、必ずその建物の内見会に足を運ぶことはあるはずです。
その内見会の際に売主側でも気付かなかった劣化部分を指摘し、その補修に掛かる費用を建物価格に含めてもらう、若しくは売主側に修理依頼を請求することが出来る可能性があります。
売主側で修理してもらうことができれば中古住宅購入後に自分でお金を出して修理依頼する筈だった費用を無くすことが出来ます。
今の金額として建物価格を下げて見るか、今後の維持費削減として見るかは人それぞれですがどちらにせよ「値引き」を行ったことに変わりはありません。
それでは一体どういった箇所に気付きにくい劣化部分があるのか見ていきましょう。
劣化事象の一例
※天井から壁を伝う雨漏れ事例
一番発見しづらいのは「雨漏り」です。
雨漏りは天井の隅といった小さな箇所に発生しているケースも多くあります。(上記写真は分かりやすい部類です。)
注意すべき点として、天井に雨染みが出ている時点で既に事は深刻です。最悪雨水によって構造躯体が腐食している可能性も考えられます。
見つけた時点で売主側に尋ねてみましょう。
※基礎ひび割れの実例
次に基礎のひび割れについてです。
小さいひび割れだとしても、そこから雨水が浸水し基礎内の鉄筋が錆びる可能性も大いにあります。非常に小さな劣化事象なため見落とされるケースが多いです。
ですが、構造躯体に影響を与える劣化事象に変わりはありません。
ひび割れの補修には、安くても30,000円~50,000円程度かかります。
住宅の内部だけでなく外部にも目を向けてみましょう。
雨漏れに関しては住まいにおいて、いつ甚大な被害を起こすか分かりません。購入後住み始めて直ぐに...なんてことも良くある事です。
値引き交渉とまでは行かずに保障の有無だけでも訪ねておいて損はないでしょう。
たとえ値引き交渉できなかったとしても今後住まい続ける予定で購入を検討する住宅です。
何より誰にも知られていなかった劣化事象を知っておくに越したことはありません。
まとめ
値引き交渉に関する裏ワザ・・・いかがでしたでしょうか?
上記一例の他にも屋根の上や屋根裏空間、床下等一般の方では確認できない箇所にも様々な劣化事象が存在します。そちらの確認を行いたい際は宅内外部共に隅々まで検査を行う「ホームインスペクション」の依頼をすることを推奨します。詳細につきましては一番下のサービスメニューよりご確認ください。
弊社で行うホームインスペクションでは住宅検査の他に検査で見つかった劣化事象等を修理するために必要な費用の算出、又その費用を購入前に売主側に相談することができます。その他にも購入後のリフォーム提案等もさせていただくサービスとなっております。
最後に
住まいるオスカーでは、中古住宅売買時のサービスとして多くのメニューを用意しております。補助金のご相談も承ります。
ご利用希望の方は、メールにてお問合せください。
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