近年人気の中古住宅購入+リフォーム・リノベーションは富山県でも増加傾向にあります。
そこで、これから中古住宅を購入する方向けに、実際に住まいるオスカーが手掛けたリフォーム事例を紹介します。
性能向上リノベーション
昭和56年以前に建築された物件だったこともあり、耐震性能、断熱性能、大幅に間取り変更を行い、既存住宅の長期優良住宅認定を取得しました。
長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅です。具体的には、劣化対策、 耐震性、維持管理・更新の容易性など様々な基準をクリアすることが必要です。
詳しくはこちら(国交省)
>https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html
認定を受けた住宅は、助成金を受けることもでき、住宅ローンを組んだ場合のローン控除、所得税控除・固定資産税控除などのメリットもあります。
今回の物件は、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の最高等級も取得し、一次エネルギー消費量UA値=0.62まで削減することができました。
中古住宅でも大幅なリフォーム・リノベーションを行えば、新築並みの性能まで改修することが可能です。
【長期優良化リフォーム推進事業】
>https://www.kenken.go.jp/chouki_r/
【長期優良住宅化リフォームに係る所得税額の特別控除(投資型減税)】
>https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001386947.pdf
水廻りリフォーム
中古住宅の多くは、現況渡しでの購入となり、やはり購入者にとって一番気になるのが水廻り設備だと思います。
使いやすい大きめのキッチン、足を伸ばして入れるシステムバス、清潔なトイレなど、新たな生活をするにあたり手を加えたいところです。
システムキッチンは、幅2550mmの人造大理石カウンターを採用。調理器はガスコンロ、換気扇はお手入れをしやすいシロッコファンを採用しました。吊り戸棚も取付することで、収納量を格段にアップしました。
浴室は、タイルのお風呂からシステムバスへ入替しました。大きさは1.0坪サイズを入れることで、リラックスして入浴が楽しめそうです。洗面化粧台は、3面鏡タイプに入替をし、内装クロスを張り替えすることで、新築みたいに清潔感を取り戻しました。
設備のリフォームについては、採用するグレードによって予算がかなり変わりますので、購入前にリフォーム業者に相談することをおすすめします。
屋根・外壁リフォーム
屋根や外壁は、紫外線・雨風・雪によって年々傷んでいきます。瓦だと雪で割れたり、風で棟が崩れたりと不具合が発生します。外壁は、金属製の場合はサビが発生し、モルタルやサイディング材などはひび割れや、塗膜性能が低下し雨漏りの原因となる場合がります。
新築から20年以上経過している場合は、状態確認の上、修繕・改修が必要となる場合があり、リフォーム金額も大きくなります。中古住宅を購入する場合は、今すぐ修繕が必要なのか、何年後にリフォームが必要なのかメンテナンス計画を立てた上で購入することをおすすめします。
住まいるオスカーでは、多くの中古住宅リフォーム事例を掲載しています。
最後に
住まいるオスカーでは、中古住宅売買時のサービスとして多くのメニューを用意しております。補助金のご相談も承ります。
ご利用希望の方は、メールにてお問合せください。
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>フラット35適合証明書発行
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この記事を書いた人
加賀谷 貴志(かがたに たかし)
【資格一覧】
- 二級建築士
- JSHI公認ホームインスペクター
- 既存住宅現況検査技術者
- 耐震技術認定者
富山県を中心に住宅診断士(インスペクター)として活動しております。インスペクションの制度が世の中に広まるよう情報発信を行います。
【活動実績報告】
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