汗ばむ陽気が続くと シロアリ発生のお問合せが増えてきます。
ここでは シロアリ(白蟻)対策についてご紹介します。
シロアリの生態
日本には20種類以上のシロアリがいると言われております。
その中で建物に害を及ぼすシロアリは『ヤマトシロアリ』と『イエシロアリ』です。これらは蒸し暑い気候を好み、環境や条件が揃えばものすごい勢いで増殖します。
シロアリは、木材や段ボールなどを餌にして生きています。シロアリの顎は強く、その餌にたどりつくまでの、コンクリートや発泡スチロール・金属までも食い荒らしていきます。
光が苦手なシロアリは、食い荒らした道にトンネルを作ります。これが蟻道と呼ばれるシロアリの痕跡です。
なぜシロアリ駆除が必要なのか
コンクリート基礎に蟻道を作りながら家の床下に侵入したシロアリは、キッチンや浴室などの湿度の高い床下に棲みつき、土台や柱を食べていきます。
この土台や柱というのは、建物を支えている大事な骨組みにあたります。被害に合ってすぐに家が倒壊するというわけではありませんが、表面には見えない骨組みがボロボロになっていきます。
柱が食い荒らされた建物は、地震や強風の時に 本来の建物の耐震性や耐風性を保持できず、倒壊してしまう恐れがあります。
そして被害が出ると高額の改修費用が発生してしまいます。
シロアリはお隣さんとの境界線などがわかりませんので、近隣の敷地へ侵入し 近隣でも被害を与えてしまうことがありますし、逆にご近所から侵入してくるということもあります。小さいシロアリですが、それが原因で大きなご近所トラブルになってしまいます。
まだ他人事のように思っている方もいると思いますが、シロアリはいつ発生するかわかりません。シロアリに家を食べられる前に予防や対策を行いましょう。
専門家に任せるシロアリ対策
築10年を超える既存住宅ではシロアリ対策が必要です。
市販のシロアリ殺虫剤もありますが、中途半端な駆除をすると、来年もっと大きな被害を引き起こす可能性もあります。専門業者に徹底的な駆除をしてもらうのが賢明です。
まずはシロアリ点検をします。
現時点でシロアリが発生していなかったら、今後の予防だけします。
もう既に 羽アリがいるときは、シロアリ駆除をしてから 予防をします。被害が及ぶ範囲にもよりますが、土台や柱など骨組みの食害が進んでいるなら土台や柱や梁などの補修も必要となります。
いずれにしても状況を把握しないとわかりませんので、気になる点があればシロアリ調査を依頼しましょう。
自分でできるシロアリ対策
普段から自分でできる対策は3つあります。
- 床下をきれいに保つ
床下がじめじめしているとシロアリが喜びます。普段から床下点検口をのぞき、床下の通気がされているか確認して 乾燥状態を保ちましょう。たまに床下を掃除するといいですね。
水まわり設備や配管の水漏れから床下がジメジメしていることがあります。こうなると知らず知らずのうちにシロアリが好む環境を作ってしまっています。まず水漏れを直して、乾燥した床下を維持しましょう。
- 建物の周辺に木材や段ボールを置かない
シロアリの好む木材や段ボールを屋外に長い間放置してあると、シロアリが好んで食べに来ます。
木製のウッドデッキや外構の木製フェンスは要注意です。富山県ではシロアリの好きな環境に冬の雪囲い用の竹が放置されているとシロアリが発生したという事例もあります。
木材や段ボールはなるべく外に置かないようにして、もし置くなら風通しの良い場所にしましょう。
- 切株は根を残さない
庭にある木を処分する時に 根を残すことがありますが、根から処分をすることをおススメします。
土に埋まっている切株からシロアリが発生したというケースもあります。
シロアリが好まない環境にしておくことで、シロアリが寄り付かなくなります。
住まいるオスカーでは、シロアリ調査は無料で行っております。不安に思われた方は被害が大きくなる前に ぜひ一度ご相談下さい。
中古住宅購入時には必ずシロアリ検査を行いましょう。
最後に
住まいるオスカーでは、中古住宅売買時のサービスとして多くのメニューを用意しております。補助金のご相談も承ります。
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