住宅購入時に気になるランニングコストですが、給湯器は電気とガス、または石油のどれが安いのでしょうか?
代表的な給湯器で年間コスト、月間コストを比較してみます。
- エコキュート
- エコジョーズ
- エコフィール
2021年 7月10日時点でのシミュレーション結果となります。
エコキュート
北陸電力は全国の電気事業者の中でも、電気料金の料金水準が低いのが特徴のひとつです。
深夜電力向けプランの『くつろぎナイト12』は、エコキュート等のヒートポンプ式給湯器を使用し、IHヒーターなども採用しているオール電化住宅にお住まいの方向けのプランです。
エコキュートなどの深夜機器は、電気料金の安い時間帯、夜の20:00~朝の8:00の時間に沸き増しすることで、とても効率的にお湯を作ることができます。
以前の電気料金プラン『エルフナイト10』に比べると15%前後の値上げとなっていますが、全国的に見えば、まだ安く使用可能です。
エコキュートのみの光熱費でいえば、
中間期で1.36kw×3時間×12.5円×365日=18,615円/年間となり
1,551円/月間程度になります。
※コロナ エコキュート CHP-E46AY4で試算
エコジョーズ
エコジョーズは、ガス給湯器の高効率タイプになります。リンナイやノーリツ製の給湯器が有名です。
従来型の給湯器と比べて、給湯効率が80%から95%へ改善され、燃費効率が格段にアップしています。
(一社)日本ガス石油危機工業会のエコジョーズ料金お得シミュレーターのデータを参考にしてみましょう。
https://www.jgka.or.jp/torikae_kounyuu/introduction/eco/index.php
※北陸でのシミュレーションです。
■都市ガスの場合■
49,396円/年間
4,116円/月間
■LPガスの場合■
70,352円/年間
5,862円/月間
エコフィール
エコフィールは、石油給湯器の高効率タイプになります。コロナやノーリツ製の給湯器が有名です。
従来型の給湯器と比べて、給湯効率が83%から95%へ改善され、燃費効率が格段にアップしています。
実際に灯油代金を計算してみましょう。
コロナやノーリツカタログでシミュレーションされている灯油数量は、4人家族で560L/年間です。
2021年6月平均家庭用灯油価格は、97.92円となります。
560L×97.92円=54,835円/年間
4,569円/月間
まとめ
今回は、電気、ガス、石油の給湯器の比較を行いました。
ランニングコストでは、電気のエコキュートが一番安く、次点でガスボイラー2(都市ガス)となりました。
実際に、入替を検討する場合は、イニシャルコストも含めて、何年で償却可能かも含めて、リフォーム業者へ相談すると良いですね。
最後に
住まいるオスカーでは、中古住宅売買時のサービスとして多くのメニューを用意しております。補助金のご相談も承ります。
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この記事を書いた人
加賀谷 貴志(かがたに たかし)
【資格一覧】
- 二級建築士
- JSHI公認ホームインスペクター
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- 耐震技術認定者
富山県を中心に住宅診断士(インスペクター)として活動しております。インスペクションの制度が世の中に広まるよう情報発信を行います。
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