今住んでいるご自宅の住宅診断をしたことはありますか?
住み慣れた家を長く大切に使いたいと思っているかたへ
今回は家のリフォームに役立つ住宅診断についてご紹介します。
リフォームの優先順位
リフォームを思い立つときは、『急いでいないけど見た目をキレイにしたい。』『使い勝手を良くしたい』など、それほど急を要していない場合もありますね。
『リフォームしたけど、ほかに不具合がみつかった。わかっていたら、先にここのフォームをやったのに・・・』
と、後悔したり、
『いろんなところが傷んでいるように見える。全部は無理だけどどこからなおすべき?』
と、悩んだり。
早急にリフォームが必要なものなのか、いずれはしなくてはいけないものなのか、判断が難しいものです。
そんなときにおすすめしたいのが ホームインスペクション(住宅診断)です。
事前に住宅診断をして計画的にリフォームやメンテナンスを!
家や設備が壊れると日常生活に支障があるので、この部分のリフォームは最優先ですが、『家を長持ちさせるため』には 計画的にリフォームやメンテナンスをおこなうことが有効になってきます。
国土交通省が毎年公表している「令和4年度 住宅市場動向調査」によると、「リフォームの動機」として『住宅がいたんだり汚れたりしていた』についで、2番めに『家を長持ちさせるため』があがっています。
令和4年度 住宅市場動向調査(国土交通省)
7.リフォーム住宅に関する結果より引用
これをみると、家を大切にしたいと思うひとは多いようですね。
リフォームの優先順位がわかると、資金や時期において より 計画性をもつことができます。
適切な時期に適切なリフォームやメンテナンスをおこなうことは、家を良好な状態で維持することにもつながります。
そして、 計画的にリフォームやメンテナンスをおこなうのに有効なのが リフォーム前の住宅診断(ホームインスペクション)なのです。
住宅診断(ホームインスペクション)はどんなもの?
ここでいうホームインスペクションは、国交省の講習を受けた建築士(既存住宅状況調査技術者)が客観的、中立の立場でおこなうものです。
国土交通省の定めるガイドラインに従って
・構造耐力上主要な部分
・雨水の侵入を防止する部分
に生じているひび割れ、雨漏り等の劣化・不具合の状況を調査します。
壁や天井などを解体せずに 見える範囲で調査と計測等をおこないますので、住宅の規模にもよりますが2~3時間程度ですみます。
調査は部位別におこない50項目以上が報告書にまとめられますので、誰がみても明確です。
これをおこなうことによって、どのように効果があるかというと・・・
住宅診断(ホームインスペクション)の有効性
リフォーム前にインスペクションをすれば、大規模な工事につながりそうな劣化や、修繕が必要なものなどがわかり、早めの対処で最小限の工事でおさえることも可能になります。
また、報告書と写真があるので劣化している場所も明確です。
・建築士から適切なアドバイスが受けられる
・今するべきリフォームの判断材料になる
・今後のメンテナンス計画・予算がたてられる
このように、リフォーム前のホームインスペクションは、住んでいる家のどこをリフォームするべきなのか見極めるのに、有効な手段と言えます。
計画的なリフォームと家の資産価値
リフォームの動機で一番多いのは不具合が表に現れたとき。
キッチンやバス、洗面などの設備は 故障した設備のリフォームですむことが多いですが、家そのものの傷みは放置しすぎると 壁や天井内部の構造部材にまで傷みがおよび、工事が大がかりになり費用も余分にかかることもあります。
無駄なリフォーム費用をおさえるためには、早め早めの修繕をおすすめします。
また、適切な時期にリフォームやメンテナンスを行うことは、住宅という 資産価値の維持 にもつながります。
やがて 相続 や 売却 といった時期がおとずれたとき、手入れのゆき届いた家だと買い手がつきやすかったり、
相続した家族の 修繕の負担を最小限 にすることも可能になります。
ちなみにホームインスペクションには、オプションで設備の劣化調査もあります。
設備もいっしょに調査してもらって、設備交換の時期などを検討してみてもいいですね。
まとめ
今回はリフォームに役立つ 住宅診断(ホームインスペクション)をご紹介しました。
ホームインスペクションを上手に利用して、より効果的なリフォームをしてみてはいかがでしょうか。
最後に
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